医の元字を時代とともにみると、人類が長い間追い求めてきた生命の維持とケガや病からの回復の歴史は大変古い時代まで遡ることでその苦悩が感じ取れます。
天地自然の気を感じ、日々自然と共に生活してた時代は天の力に委ねることが主流で、今でも神社・仏閣等で行われている加持祈祷時代を表す『巫(ふ)』と言う文字は、その時代医療に携わった者を「巫医(ふい)」と呼んでいた名残です。天の気を受けた者が人々の心身の健康や医療としての役目を担っていたと思われます。その後生活の中で天体の動きや地の磁気の状態が解り、自然現象を先に予測し、災いを防ぐ方法である五行論(自然万物の気を木・火・土・金・水の五つに分類した理論)が考案されました。今から約2300年前に現代民間医療の基本理論となる陰陽五行理論の発祥により鍼灸・あん摩・漢方医薬などの治療体系を生み、現在の民間医療となっています。
民間療法は長い年月の間に医・宗・武・易と細分化されてきましたが、いづれの分野においても、人々の健康的生活を行うための方法が教えとして伝授されています。
下図でいうと物理療法、手技療法が民間医療にあたります。
『酉』という字「酒は百薬の長」ともいわれる『酒』を表しこれは現代の発酵食品であり食養生のことです。酉から下は今ではすっかり医とは異なった存在になってしまったもので、天地陰陽の気を表しています。特に最下部は天の太陽と少陽・地の太陰と少陰を表しています。この2元の気が融合し身体の気となり、体内を絶え間なく循環し、身体の健康を保っているのであるという考え方が民間療法なのです。
Roxtherapyと民間療法
Roxtherapyを医の元字に対比すると、民間医療の手技療法は、経絡や経筋を活性化する経筋投打刺激及び経筋運動反射刺激になり、物理療法の鍼灸・温泉療法はRoxtherapyを行なうために創作された石の気を活用した補助用具を使用して行う調整法に対応します。
また民間療法のうち食養生に対しては陰陽五行の食事の内容も大事です。Roxtherapyでは身体の状態を考慮し、食物を口に運ぶ運動、噛む運動、飲み込むなどの食事行動ができ、食物の味を身体でしっかり味わうことで栄養とすることを目的に身体調整を行っている一般の食養生とは異なっています。
気の療法は、石の気を補助用具と使用することで対応しています。
このような民間医療と民間療法や自然療法を「いつでも・どこでも・誰でも手軽に行えるようプログラムされているのがRoxtherapy」です。